日本の大学でも全ての授業を英語で受けるEnglish Track Programが増えてきています。
英語で学ぶことと、日本語で学ぶことは何が違うのでしょうか?
●English Track Programとは?
日本の国立大学や私立大学で、全て英語で授業を受けるプログラムです。基本的には全ての授業を英語で受けますが、留学生向けの日本語の授業がある大学もあり、そのような大学では、日本語を学ぶこともできます。プログラムの学部も様々ですが、特に国立大学では理系の学部で英語プログラムが多い傾向があります。
●日本語で学ぶプログラムと何が違う?
➀英語が得意な場合、出願がしやすい
英語プログラムの場合、英語能力だけで出願ができる大学が多いため、英語が得意な学生にとっては比較的出願がしやすいです。英語の試験は、IELTS、TOEFL iBT、TOEIC L&Rを指定している大学が多いですが、一部の大学はオンラインで受験できるDuolingoなども出願で受け付けている大学もあります。
ただし、一部のプログラムでは、EJU試験の受験を必要とする大学もあるので、出願条件は必ず確認しましょう。
②入学時期
4月入学の英語プログラムがある大学もありますが、海外の大学の学期に合わせて9月や10月入学としている大学が多いです。そのため、英語プログラムへ出願する際には出願時期に注意してください。
③英語プログラムでは海外の教授も多い
英語プログラムのほうが授業を行う教授が海外の教授が多いという大学もあります。
●英語プログラムで学ぶ際の注意点
➀日本語能力について
現在日本国内で、英語プログラムを卒業した学生で就職がなかなか決まらないという留学生が多いという問題があります。その理由は日本語能力です。就職活動をする際に、日本企業の多くが日本語能力を求める場合が多く、英語が得意であっても日本語があまり話せない場合、就職が厳しくなっていました。そのため、最近では英語プログラムでも留学生が日本語もN2~N1レベルまで勉強できるように日本語の授業を行う大学や、日本語の授業を必修とする大学も増えてきています。
ですので、特に卒業後日本の企業で就職したいという学生は、英語プログラムで留学する場合も、4年間の間に日本語をN2~N1レベルまで勉強しておくことをおすすめします。
②EJU試験について
一部の大学では英語プログラムでもEJU試験の受験を条件としている大学もありますが、EJU試験を必要としない英語プログラムに留学するという場合にも、ミャンマーでEJU試験を受験することを強くおすすめしています。大学には減免奨学金制度(Reduction Scholarship)など大学独自の奨学金制度がある大学が多いです。その奨学金に選ばれるためには、他の国の留学生との競争になりますので、英語能力だけでなく、EJU試験の成績も見せられるほうが、奨学金をもらえる可能性は高くなります。
●英語プログラムがある大学
こちらのウェブサイトから、英語プログラムがある大学のリストをダウンロードできますので、ここから自分が興味のある大学を探してみてくださいね。
https://www.studyinjapan.go.jp/en/planning/by-style/english-program/
英語プログラムに留学する場合には、卒業後の就職や、EJU試験のことも考えてから、留学を決めましょう!